両立支援等助成金　育児その１　出生時両立支援コース（子育てパパ支援助成金）

働き続けながら子育てや介護を行う労働者の雇用の継続を図りたいー。そんな事業主の方の助けとなる助成金です。働き方改革の中で、職業生活と家庭生活の両立を推進することは国の重点施策です。事業主の方はこの助成金を上手に活用しましょう。今回は、男性労働者が育児休業を取得しやすい雇用環境づくりを支援する助成金を紹介します

男性の育休環境を作りたい事業主に朗報です！

【第１種】

①男性労働者が育児休業を取得しやすい雇用環境の仕組みを複数実施する

②育休をした男性労働者の代わりとなる労働者にとって、残業を抑制するための業務見直しなどを行う

③産後８週間以内に開始する連続５日以上の育児休業を取得させる

※代替要員加算：男性労働者の育児休業期間中に代替要員を新規雇用（派遣を含む）した場合に加算されます
【第２種】

①第１種助成金を受給した事業主が男性労働者の育児休業取得率を３年以内に30％以上上昇させた場合
※第１種受給年度に育休対象の男性が５人未満かつ取得率70％以上の事業主は、３年以内に２年連続70％以上となった場合も対象

支給額は？

出生時両立支援コース第1種の支給額は以下の通りです。代替要員加算の要件を満たす場合、通常の支給額である20万円に加算されます。同一事業者の申請は1回限りしかできません

通常　20万円

代替要員加算　20万円

代替要員3人以上の場合　45万円

情報公開加算　2万円

出生時両立支援コース第2種の支給額は、第1種受給後に育児休業取得率30%上昇までにかかった期間によって以下のように異なります。

1年以内　60万円

2年以内　40万円

3年以内　20万円