#5飲食店の就業規則作成における注意点

こんにちは!福耳社労士の鈴木正行です。

今日は春の訪れを感じる4月22日、新しい季節の始まりに心躍る一日ですね。

さて、皆さんにお伝えしたいテーマは、飲食店の就業規則の作成における注意点です。飲食店経営者の皆様にとって、従業員との円滑な関係を築くためには、適切な就業規則の策定が不可欠です。では、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?

 1.法令順守の徹底

飲食店の就業規則を作成する際には、まず法令遵守が最優先です。労働基準法や労働安全衛生法などの労働関連法令を遵守し、従業員の権利を守ることが重要です。また、最新の法改正にも常に目を配り、規則の更新を怠らないようにしましょう。とんでもないのは、従業員から雇用保険料を天引きしているのに保険料を納入していない経営者の方もいます。管轄の労働局から納付を行うよう指導を受けてもなお滞納している場合は、差押えなどの強制手段によって、労働保険料と延滞金が徴収されることとなります。ご注意ください。

 2. 明確なルールと制度の定義

従業員が安心して働ける環境を整えるためには、就業規則に明確なルールと制度を定めることが必要です。例えば、勤務時間や休憩時間、残業の取り扱いなどを明示し、従業員が適切な労働条件で働けるように心がけましょう。飲食店の場合は営業時間が長いため、休憩時間をしっかりとる必要があります。シフト制を導入するなどして1日8時間労働を守りましょう。厚生労働省は「シフト制」労働者の雇用管理を適切に行うための留意事項をまとめています。いわゆる「シフト制」についていわゆる「シフト制」により就業する労働者の適切な雇用管理を行うための留意事項が作成されました。www.mhlw.go.jp

 3. コミュニケーションの促進

良好な労使関係を築くためには、コミュニケーションが欠かせません。就業規則には従業員とのコミュニケーションを促進する仕組みを取り入れることが重要です。定期的な面談やアンケートの実施など、従業員の声に耳を傾ける取り組みを行いましょう。

 4. 継続的な見直しと改善

就業規則は常に変化する社会環境に適応していく必要があります。定期的な見直しと改善を行い、従業員との信頼関係を築いていくことが大切です。また、従業員からのフィードバックを積極的に取り入れることで、より良い職場環境の実現を目指しましょう。

最後に、飲食店経営者の皆様にお願いです。従業員との良好な関係を築くために、就業規則の作成には細心の注意を払ってください。従業員が安心して働ける環境を整えることで、お店の業績向上にもつながることでしょう。

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